弊社について
株式会社ミルシス(以下弊社)は、小さい会社ですが企業向けの基幹システムなどを作っている制作会社です。20年以上前からDX支援を始めて今に至ります。
DXと言う言葉は、比較的最近になって出てきた言葉で、弊社の仕事について簡単に言うと、
エクセル・ワード・紙媒体などでデータ管理をやっていたものを、DBを使用したWEBシステムに切り替えるお手伝いをしている会社です。
とくに、汎用的な案件管理システムで対応できないユニークな商売を行っている企業に対して、フルスクラッチで基幹システムなどを作っています。
企業のDXの面倒を見る
たとえば、紙やエクセルで案件管理をしていた会社があったとして、WEBシステム導入のご依頼があったとします。
弊社は制作会社ですので、システムをゼロから内情に合わせてシステムを構築します。
流れ的には、
【依頼】 → 【システム構築】 → 【納品】
・・・ではないんです。
システム会社なので、システムをつくるのはもちろんですが、
納品に至るまでに、PC環境やNASの導入、ネットワーク環境の見直しなどを行い、
システムが導入された後に生産性が上がるように、ありとあらゆるコンサルを行います。
そして、その一環としてタッチタイピング指導を行っておりました。
ですので、正しくは
【依頼】 → 【いろんな見直し・タッチタイピング指導】 → 【システム構築】 → 【納品】
です。
考えてもみて下さい。
いままで紙で案件管理を行っていた会社が、システムを導入したらすんなり生産性が上がると思いますか?
PCなんか普段から使っていなかったから生産性が上がるどころか、確実に下がりますよね。。。
「前より面倒になった」「せっかくシステム化したのに」「時間が倍かかるようになった」というクレームにならないように、
システム納品前にPC環境を整え、タッチタイピング指導を行って、生産性が少しでも上がるようにトータルで面倒を見ます。
もちろん、このタッチタイピング指導などは、無料でおこなっているサービスです。
本来は発生するはずがない仕事なんです。。。
世間では、DX、DXと簡単に言っておりますが、現場はめちゃくちゃ大変です。
システムを導入すれば、「ハイすべていい感じになりました!」というわけにはいかないのが現状です。
フリーのタイピングソフト
ということで、何度も言いますが弊社は、弊社のお客様に対して無料サービスでタイピング指導を行っていたんです。
タイピング指導自体は1円の利益にならないので、もともとはネット上にあるフリーのタイピングソフトを使用しておりました。
ただ、フリーのタイピングソフトと言うことで、広告がたくさんあったり、文字が小さかったり、「こういう練習メニューがあればいいのに」というニーズに対応することが出来ませんでした。
そういうことをしていると、致命的なことが起こってきます。
・・・お客様が全然練習してくれない(笑)
そりゃそうですよね、自分の仕事以外に、練習させられて言ってみれば仕事を増やされるわけですから。。
そしてタイピング練習をしようがしまいが、仕事での自分の業績に関係ないという。。。
そりゃ、練習しませんわ。
それでも、なんとか出来るようになってもらうために、2日に1回お客様のところに通って、タッチタイピングの成果を見ることにしたんです。
そうしたら、そのお客様、2か月後には出来るようになったんです!
この経験から「学習を見てあげれば、忙しいおとなでも練習してくれる」ということを学びました。
お客様のところへ通うのが大変
タッチタイピングの練習を、おとなでもしっかり見てあげれば練習してくれる、ということが分かりましたが
前述にもありますが、弊社は制作会社です。
タッチタイピングを指導しても1円にもなりません。
「無料サービスで通うのムリだ・・・」
そうなりますよね。
じゃあ、
「でんわやメールで、面倒みればいいんじゃね?」と当然のことながら考えました。
っということで実践しましたが、結論からいうとダメでした。
「タッチタイピングの調子どうですか?」と頻繁にでんわやメールをすることに、こちらが気が引けててしまうというのと、
仮にでんわしたともしても「どこまでできるようになりましたか?」と聞いたところで実際に見てないので、ほんとにできてるのかどうかが分からないという理由でした。
せめて練習をちゃんとやってるかやってないかだけでも確認できれば、話のネタにもなるのに。。。
DX、つらい・・・
1円の利益にもならない事にリソースを使うのが、すごいつらい時期がありました。
「これ、うちの仕事じゃないよね?」
と思うこと数年。いや、数十年です。
ずっと思ってました。システムを導入して生産性が上がらないのは、少なからずお客様にPCスキルがなさすぎることに原因があると。
でもそんなこと言ってられないんですよね。完全に愚痴です。
「お客様がシステムを導入して、生産性を上げてもらってこそ、その対価をいただける」
それも頭では分かってはいるんです。
幕張やビッグサイトの展示会に毎回行きます。
今はAIがトレンドですが、数年前のコロナ過では電帳法がトレンドで、DXを謳ったソフトウェアがたくさん並んでおりました。
呼び込みの方は、「これで生産性が上がります!」と自信満々に語り掛けてきました。
ほんとにそうですかね?
DX語るなら、IT環境、特にPCスキルまで面倒みてやる必要があるでしょう?と。
PC使えない大人、どんだけ世の中にいるとおもってんねん!ソフトウェア導入に億単位かけたとして、生産性がほんとに上がるんかい!と。
お金を使ってソフトウェアを導入するだけでは生産性は絶対に上がりません。と声を大にして言いたいです。
タイピングソフト、作っちゃおうかな
何度も言いますが、弊社はシステム屋です。制作してなんぼです。
タイピング指導や、ワード・エクセルの使い方は、ほかの業者のお仕事でしょうと。ずっと心の中で思っておりました。
でもそんなこと言っていても、お客様の生産性を上げるのが弊社のお仕事。
「練習管理できるタイピングソフト・・・作ってみようかな」
自分の思い通りのソフトウェアができれば、お客様も練習してくれるかもしれない。タッチタイピングが出来るようになるかもしれない!と言うことで片手間に作ることにしました。
★どんなソフトにするか
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とにかく、毎日してくれるようなわかりやすいインターフェース
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反復練習できるようなタイピングメニュー
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練習したかどうかを管理画面から見れるような設計
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過度の情報を載せない。超初心者用の情報だけ載せる。
タイピングソフト自体は技術的に難しくありません。やる気さえあれば比較的簡単に短時間で作れちゃいます。
keydownのイベント仕込んで、判定するだけですから。
字をとにかく大きく!とっつきやすくするために漢字を減らす
練習してくれないとプログラムを作った意味がないので、サイトを開いてとにかく触ってもらうために、字を大きく、とにかく大きく、平仮名を多用して、
小学生向けのインターフェースに変えました。
小学生向けのインターフェースを作りたくて作ったわけじゃなく、おとなにとにかく触ってもらうために、突き詰めると小学生向けのインターフェースに
なっちゃったという感じです。
とっつきやすくするために、しょうがなくイラストもたくさん作ることに。
とにかく、やっつけで作ったパシャ打ちタイピングは小学生向けの練習画面になっちゃいました。
一般公開してみる
1円の利益にもならないソフトに、リソースをたくさん使ってしまったため「公開できるレベル」になってしまったパシャ打ちタイピング。
もったいない根性もあって、一般公開することに。少しでも触ってくれる大人がよろこんでくれればいいかな?と思ってました。
当然のことながら、アクセスは毎日ほとんどなし。そりゃそうだ。自分のとこのお客さんが使ってくれればいいだけ。
ただそれだけ。
一カ月以上、googleからの流入、ほとんど無し(笑)
なんかアクセスが、、、
アクセスがいつもないので、パシャ打ちのサイトログもろくに管理しておりませんでした。
思い立って、ふとログを見ると、
「・・・増えちゃってる。。。」
パシャ打ちはプレイログを取っているので、DBを確認することに。
「なんじゃこりゃ・・」
そうです。ショートカット練習のページでバズったんです。
今思えば、ショートカット機能だけをアホみたいにひたすら練習できるサイトが世の中に無かったんです。
パシャ打ちタイピングは完全無料です。会社としては1円の利益にもなりません。完全にボランティアです。
なのでバズろうが何しようが、しったこっちゃない。
サーバがエラーを吐く
パシャ打ちタイピングは非公開時代は弊社のテストサーバ上にアップしておりました。
そして一般公開するにあたって、やっすいレンタルサーバを借りて載せ替えました。
安いレンタルサーバはDBが貧弱です。それは分かっていました。でも利益を生まないのでしょうがないなと。
エラーが頻発に出るようになりました。お客さんの成績が管理できないようになってきました。
サーバを載せ替えれば一発解決するのに。でも利益出ないボランティアソフトだし・・・。
葛藤はありましたが、最終的には載せ替える決断にいたりました。リリースして4か月目くらいのことです。
とにかく、パシャ打ちにリソースを取られないように取られないように。。。といつも葛藤しながら作業しておりました。